ここは。

ぼくは、ある日あるモーヲタからひとつの掌編を受け取りました。
その人はぼくが運営しているサイトを見て、
感性が似ていると思ったということです。
 
彼はサイトを持たず、どこにも書き込みをせず、
ただそれを送りつけてきました。
分かっていることは、
「Mr.スプリンクラー」が彼のHNだということだけです。
 
こうして何とも突拍子もない縁で手元に舞い込んできたそれを
一体どうしたものかと随分思い悩んできましたが、
勝手に公開したいと思います。
彼はここを知らないし、多くの人もここを知らない。
 
つまりこのページは初めからそれが目的で作られたものなのです。
  
未完ですが、そのうちに続きが届くでしょう。
いずれにせよ、ここは薄暗い閲覧室。
最後の人間がここを去ってから幾星霜、塵積もる閲覧室。