常夜燈

野田社長のブログおよびカレッツアの公式ブログに拠れば、カレッツアのメンバーが事務所離脱に伴って3人ほど辞めたという。その中に五十嵐りさの名前があって、目を疑った。

このこと自体は同じく辞めた田中かおりのブログ(だったか?)で報告されていた。しかし五十嵐が辞めることだけはまったく腑に落ちなくて、何か公的な報告があるまで、とりあえず考えるのは止めておこうと思った。

結局それは本当だったし、五十嵐はもうカレッツアにいない。卒業がビジネス化したハローとは違い、彼女はサンズにさえもいない(らしい)。もちろん同時期に辞めた他のメンバーも存在の価値は同じだが、とりわけ今回の彼女の離脱には戸惑いを覚える。

先日のGyaOカップで目を見張るようなプレイを見せたのが五十嵐だった。はじめて見た時の彼女は他の多くのプレイヤーと変わらずに下手糞だった。ボールの蹴り方も追いかけ方も素人丸出しで、ただ気だけは強かった、そんなプレイヤーだった。

でもGyaOカップではカレッツアの最終防衛線を一人で維持して見せた。足もとに吸い付くようなボールコントロール、適確な位置取り。ガッタスの対戦相手とは言え、本当に見事なプレーだった。これでカレッツアは小島長谷川に五十嵐という信頼できるコマを手に入れたことになり、当分の間は強敵であり続けるだろうと思ったものだった。何よりも、素人だった子があそこまでできるようになったこと、それに強く心を打たれた。

だが予想図は裏切られる。確かにカレッツアは強かった。その姿を2.23に再び目にすることができるのか。

どういう事情があるのかは知らないし、フットサルをやるために芸能界に入ってきたわけではないから、離合集散の儚さはこういう集団の常。しかし、それと同時にカレッツアで得た記憶が、彼女たち3人の中で常夜燈のように小さく柔らかく光り続けることを祈るばかり。




それにしても、後藤が倒れたり加護が誕生日だったりと、ハローという集団が大きくなって、万華鏡のようにいろいろなことが起きる。まるで小さな村のようだ。

ガッタスもまた ささやかながらその中の1ピースを担っている。

そこから先には どんな景色が。