体調不良

このところ、ここ数年では最も体調の状態がすぐれず、もしかしたらそれが原因で、ここの更新などという酔狂をしているのかもしれない。
なぜなら、自分が今の娘。について知っていることは、ごくわずかだからだ。
それこそ巷間の傍観者と同じか、ちょっとだけマシな程度である。
当然、12期の名前もまだ覚えていない。


でも、逆にそれでいいのではないかとも思う。
かつて、ちょこちょこと更新していたサイトも、もともとは傍観者の立場から入った。
なので、自分と同じような傍観者にとって、娘。への興味を喚起するわずかな足掛かりにでもなれれば幸甚だが、現実的にはそれも期待できない。
なぜなら、ここに連ねる言葉については、ほとんど誰も見ないのだから。
今さら見栄を張っても詮ないこと。


だから、時には娘。以外のことも書くだろうし、ポスト道重の空虚さに耐えられなくなることだってあるかもしれない。
事実であることについて書きたくても書けない時代でもある。


そうなのだ。
アイドルであり、モーニング娘。である限り、道重さゆみはいつか卒業するとはわかっていた。


正直、いやだなぁと思う。
そして、そんな風に思うのは初めてだ。
個人的に、吉澤ひとみについてはなるべく早く卒業してほしいと思っていた事実からすれば、古参の道重ファンからすれば、遅いくらいなのかもしれない。
自由に羽ばたいてほしいと願うかもしれない。


有体にいってしまえば、吉澤については、現役時代でも今まで、一貫して、浮ついた話の1つや2つ、聞いてみたいと思っているのだが、卒業後にもし道重にそんな話が出てきたら、自分は思わずひっくり返るだろう。
卒業後であるにもかかわらず、だ。
それはつまり、自分がはじめて娘。のメンバーの1人を“アイドル”として見ている証拠でもあり、彼女がファンに向けて、世界に向けて、発信してきた言葉の重さの裏返しでもある。


もちろん、自由に、好きなだけ羽ばたいていいのだ。
十分に長い間、死力を尽くしてきたのだから。
自分の理想としては、卒業後に世界を一周して、色々な物を観てほしい。
現実には、パンデミックの問題もあるから、行かないとはわかっているのだけれども。




話は唐突に変わるけれども、フォーメーションダンスの導入は成功としても、昔の曲の振りを変えるのはどうなのだろうか。
界隈では、散々議論され尽くしている話題だとは思うけれども。
世代が隔絶していても、OGと現役が何の戸惑いもなくぱパッと合わせられる振りがあるって、結構格好いいことだと思う。


それと、CDの付録のMVは、もういい加減、DVDじゃなくてBDにするべきだと思う。
他と足並みをそろえるのではなく、どこよりも先に変えていけばいい。




道重さゆみの遺産は、冒険者の精神だと思う。
油断しているとそれはすぐに失われてしまう。
様々な意味でポスト道重のモーニング娘。は、かつてない試練の時を迎えるだろう。


だが肩を組みスクラムを組んで、彼女たちは歩いていく。
嵐の中をすすむ彼女たちの姿には、いつだって心惹かれるものがある。


その姿を、どうか見てやってください。